2010-06-16

気になる日本の数字

先週末に日本で発表された2つの統計の数字。

まずは、年間の交通事故死者数が57年ぶりに5千人を割込んで4,914人。
今から57年前と言えば昭和28年・・・生まれる前の事なので、現実を見た訳では無いけど、想像できる限りでは高速道路はなく、道路も舗装されず、走っている車といえばバス・タクシー・トラック・バイクくらいじゃなかったんだろうか?
もちろん自家用車なんて非常に限られた裕福な家にしかなくて、車の運転免許を持つ人も職業ドライバーくらいで。。。(要確認)
そんな時代に戻ったなんて凄い数字のようにも思えるし、一昔前の毎年1万人以上が犠牲になっていた交通戦争時代から、人々が車社会に慣れてきたのかも知れないし。。。
いずれにせよ、事故死が減ったのは喜ばしい事!!


もう一つは、先週末に発表された日本の自殺白書で、12年連続で自殺者3万人以上。
という事は、日本国内で毎日82人以上の人が自ら命を絶っている・・・1年間休むことなく常に1時間に3.5人の自殺者が出ていることになる。
こうなると、ほとんどの自殺はニュースにもならず、近所の犬に噛まれて怪我をした方が珍しくてニュースになってしまう世の中。

昨日も、南アでW杯取材のカメラマンが暗がりを一人で歩いていて襲われたらしいけど、これは至極当たり前の事で命を取られなくて良かったと思うしかない。
南アの治安情勢を嫌って、日本からのW杯ツアーが敬遠されているけど、南アの人に言わせれば、同じように年間3万人の死者でも、強盗は出歩く時に自分で気を付ければ、かなりの確立で防ぐ事ができるけど、日本のように自分の意図に反して自ら命を絶たなければいけない社会は非常に怖い。と・・・
新政権では、交通事故死者のように自殺者も数十年前の数字に戻せるような日本社会になるんだろうか?

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