2009-12-15

カンタスの値上げ

昨日、長距離国際線のエコノミークラス運賃を3~5%値上げすると発表したオーストラリアのカンタス航空。
燃油代ではなく運賃そのものの値上げらしい。
この長距離路線には、ヨーロッパ・アメリカだけでなく日本も含まれている。

ビジネスクラス・ファーストクラスについても、順次値上げの予定らしいが詳細は未定。
数年前までは、利益の厚いビジネスクラスの機内空間を増やした各社だったのに、カンタスは内装変更時のビジネスクラス席削減も検討しているらしい。
2年前には、シンガポール航空がA345を全席ビジネスクラスに変更してアメリカ本土直行便を運行しているのに。

この裏には、先月もちょっと書いたように、新湾岸勢力のエミレーツやエティハドがビジネス客集めの安売りを広げてるかららしい。

カンタスの国内線は、既に9月から3%程度の値上げがされているらしい。
特に国内線の場合は、ネット上のディスカウントチケットは、日により便により変動してるので、本当にいつからどれだけ上がったのかを確認し難い。

純利益が88%も減ったカンタス・・・JALと同じOneWorldに属し、赤道を挟んで南北の両雄は、お互いに厳しい経営状況にさらされている。
航空業界は、みんな同じ機体・燃料で飛んでる訳だから、どれだけ効率的に運行できるか集客できるかによって業績は決まってしまう。
JALは、「金持ち」の日本人を相手にして、海外での知名度は全然無いからなぁ。日本企業が出張を止めると、ピタッと収入が止まってしまって。。。
過去一度だけ、欧米人だらけでビックリしたJALのフライトは、SARSの時のシドニー-東京線。
みんな東南アジアでの乗り継ぎを避けて、成田を迂回路に選んだヨーロッパ行きの人々だった。

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