2009-12-09

シドニーの新たな水源

雨が降らずに干ばつに見舞われた去年まででも、断水する事無くシドニー圏の人口約450万人に水道水を供給しているのは、ワラガンバ・ダムを筆頭に琵琶湖の数倍・十数倍の面積のダム達。

降水量が減って、ダムの貯水量が減り始めた2002年後半から議論されてきたのが、海水の淡水化プラント。
雨水のみに頼らずに海の水を生活に利用しようと。。。
もちろん、雨の少ない中東の国々や、ダムの作れないシンガポール、クルーズ船など、淡水化は既に使われている技術。

当初は、反対意見も多く、建設途中で干ばつ終了宣言が出されたり、過程ではいろいろあったものの、とうとう完成してこの夏から水の供給を始めている。
今のところ、シドニー圏の水需要の15%を賄える規模だが、構造上2倍にまでは直ぐに拡張できるようになっているらしい。

八つ場ダムの話もいつのまにか聞かなくなったけど、日本のように狭い国土の島国に、ダムを作るのが良いのか海水利用が良いのか・・・日本では、そんな話を誰が取り上げたら良いんだろう?!
基本的に、水道事業は市町村がやってるし。。。

0 件のコメント:

コメントを投稿