2009-12-10

WILLの過去形

言語学者ではないので、日本語の文法も英語の文法も専門ではないけど、日本の教育制度で英語を習った場合、現在形の文章を習い、過去形の文章を習い、未来形の文章を習う。
ここで、未来のことを表現するには、動詞の現在形の前に「WILL」を付ける。と習った。

その後に、未来用の「WILL」だけでなく、~しましょうには「SHALL」、~かも知れないには「MAY」を主語と動詞の間に入れる。と習った。
まぁ、ここまでなら何となく分かって、試験でどうやって和訳・英訳するかを頭ごなしに覚えておけば済んだ。

ところが、この先、「WILLの過去形はWOULD」です。
と先生が言ってしまうからさぁ大変!?
未来形の過去形?!? Back To The Future?!

真面目に学校で勉強した人達は、WILL・SHALL・MAY・WOULD・SHOULD・MIGHTの違いをきちんと理解したんでしょうけど、万人ができる訳じゃなく、その理解度・使い方はビジネスで英語を使う時には最重要。
だから、本当の使い方が理解できたのは社会に出てから。
まず、未来や過去を表現しているんでは無く、可能性の程度を表現すると思えば簡単。
基本的に、
WILL・SHALL・MAYは起り得る可能性が高いこと。
WOULD・SHOULD・MIGHTは起り得ない可能性が高い仮定のこと。


日本語でも、「食べると死ぬぞ」と「食べたら死ぬぞ」は、使う場面が違うハズ。
使っている動詞が「食べる」という現在形と、「食べた」という過去形の違いでも、その裏には可能性が秘められている。
「食べると死ぬぞ」・・・まさに食べようとしてる人に忠告している。
「食べたら死ぬぞ」・・・食べることは無いだろうけど、仮定の話として忠告。

英語でも、全く同じことが言える。
「あのお客さんはうちの製品を買ってくれるでしょう」を英訳する場合、
The Customer WILL Buy Our Product.でも
The Customer WOULD Buy Our Product.でも
どちらにでも訳せるけど、英語の意味合いは大違い。
ボスへの報告でWILLとWOULDのどちらを使うかは、直接自分の判断が入ってくる。
WILLなら、「まず間違いなく買ってくれる。既に買う準備を始めている」
WOULDなら、「たぶん買ってくれるけど、まだ何の確約もない」

入試のシーズン・・・多少は受験生の役に立つかな?!

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