2009-05-23

インドネシアの軍用機墜落

今日もまた、朝からザァ~ッと降っていたかと思えば
青空が見えたり・・・この繰返し。
1日何回雨が降るやら。。。


一昨日の朝、IndonesiaのJava島でIndonesia空軍のC130輸送機が墜落した。
日本で「ジャワ島」と聞くと「ハウス ジャワカレー」から小さなIndiaの島を想像してしまいそうだが、
実際は東西1000km以上、南北200~300kmの細長い人口1億人以上の島。
首都Jakartaや第二の都市Surabayaもこの島上に存在する。

Indonesiaでは、予算の都合で空軍機のみならず民間機も整備不良が言われている。
1996年6月に福岡空港で離陸に失敗したGaruda Indonesia航空の離陸失敗も、
最終的には機長の不適切な離陸中止が事故原因になったが、
その誤った判断を強いられたのは、離陸中のEngine故障で、
推奨部品交換期間を過ぎて使用を続けていた。

このGarudaの事故もDC-10、離陸中に火を噴いたJALのHawaii便もDC-10。
福岡とDC-10は何かあるのか?!
どちらにしろ、高齢機の買い換えに費用がかかるのはもちろん、整備にも費用がかかる。
JakartaからBaliに飛んだ時のGarudaのDC-10。
飛行中に酸素マスク収納部の蓋が外れ、中に酸素マスクは入ってなかった。。。


このC130の事故は、30年以上経った機体の翼が折れたという話がある。
乱気流にも耐えられるように1枚板で柔軟に作られた主翼が折れるとは・・・
金属疲労があったにしても使い過ぎなのか・・・
その上、100人以上の搭乗者には空軍隊員の家族も含まれ、
定員超過だったという話も・・・
年に何度かある海のFerry事故も含め、定員=乗れるだけというお国柄
国民性なので、これは当分直らないでしょう。

Indonesia空軍は、5月19日同型のC130が着陸失敗しているし、
4月6日には、Fokker F27がJakartaの南の古都Bandung空港で墜落。
老朽化が原因とみられる事故が続いている。
10年くらい前から、Garudaの機体はLeaseで一新されてきているが、
整備についてはまだまだ疑問が。。。

このC130の墜落では生存者も居たが、住宅4軒を壊してその家の住民2人が死亡。
Jakartaの英字新聞Jakarta Postによると、壊れた住宅の補償金として、
一軒につき一千万Rupiahが支払われたと・・・これは約10万円。
日本で自衛隊機が墜落して家が壊れたら、きっと10万円以上補償されるでしょうが、
7年前のGaruda不時着事故で無くなったCAへの補償が$1万だったことを考えると。。。


年に40~50回離陸している中で、搭乗前から恐かったのは今までに2回。
一つは、IndiaのDelhiからPakistanのLahoreに飛んだ時のPakistan航空機。
もう一つは、JakartaからLampungに飛んだ時のIndonesia製旅客機CN-235。
だいたい、現地人が恐くて乗れないと言っていた飛行機。。。

日本の航空会社は、機体は古くても整備はしっかりしている・・・という噂なので
こればかりは信じて乗るしかない。。。

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