2009-05-07

飲酒運転

一昨日の雨以来、暖かい日が続いて朝晩もヒーター要らず。
日中は22~23℃になり、朝晩は薄いセーターを着ても、
昼間は半袖1枚で十分。


昨日で終ったGW中にも、毎日のように交通事故のNews。
その半分くらいは飲酒絡みだったり・・・
2~3日前には、名古屋の副署長をしている警視が、
署内で当直の警官に現行犯逮捕されたと・・・前代未聞と言いたいけど
そうでも無さそうなところが恐い。

警察署の駐車場に車を置いて酒を飲みに行き、
その後、車で夜食を食べに出かけて、
帰って来たところを警察署の駐車場で検挙と。。。
官舎と警察署が近いようなので、日常的に行われていた事ではないかと
疑ってしまう。

別の見方をすると、この当直警官はエライ!!
日本社会で、それも堅苦しい警察の階級組織の中で、
上司の犯罪を見逃さずに検挙するなんて。。。
一般企業でも、上司の悪行を見て見ぬ振りをするのが多いのに。

いつから、日本人はこんなに酒にだらしなくなったんだろう?
ここ数年、飲酒運転撲滅運動や、罰則強化で飲酒運転追放。
と言いつつ、毎日のように公務員、弁護士、教師・・・等々、
社会的に地位のある人々の飲酒運転の記事が載る。
でもこれは、氷山の一角で、日本全国では毎日何十人という記事にならない
一般市民が検挙されてると思われる。

3月17日に、速度制限のことを書いたけど、
事故防止と銘打って、60K制限を50Kや40Kにしたって、
現実的ではなく、誰も守ってないから同じ事。
同じ自動車運転という行為の中で、飲酒運転の罰則強化をしても
同じような感覚で守ろうとしないんじゃないだろうか。
挙句の果てに、取締りをしている警官が警察署内で違反するんだから。。。

校則のように、締め付ければ反発する・・・人間の当たり前の行為。
日本の大人社会も、締め付けで良くするのではなく、良識で良くなるように
日本人一人一人が心を入替えないといけないんじゃないかな。。。

Australiaでも飲酒運転の検問があるけど、基本的に運転者の良識に任されてる。
もちろん、飲酒運転は犯罪で、検挙されると裁判所への出頭となる。
日本と全く違うのは、基本的に飲んでも良い。ということ・・・飲まないに越した事は無いが。
全てのBeer、WineのLabelには、「Standard Drink」という数字が書かれている。
Beer Can=1前後、Wine=8前後・・・前後というのは、それぞれの製品で数字が違うから。
男性の場合、最初の2時間で2 Standardまで、その後1時間ごとに1 Standard
だったら、飲酒運転にならないであろう目安になっている。
東京から大阪への新幹線車内で缶ビール2本飲んで降りた状態。ならOKという感じ。
女性の場合は。最初の1時間で1 Standard、その後1時間ごとに1 Standard。

飲酒運転の定義で言えば、Alcohol濃度が、
日本は、呼気1L中0.15mgまで。
NSW州では、血中濃度が、100cc中50mgまで。
しかし、路上の検問で血液検査はできないので、日本と同様に呼気検査をし、その場の警官の判断。
Australiaの場合、仕事の後に飲みに行くことは年に数回しかないし、
基本的に、みんな車を家に置いてから出直してくるから、まず大丈夫。
「Drinking Kills Driving Skills」 これが、NSWの語呂合わせ標語。

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