2012-04-30

お上の曖昧な指示

先週から起こっている非常に悲惨な事故。。。
それを受けて、行政の対応が非常に滑稽!


まずは、登校中の小学生の列に無免許運転の車が突っ込んだ事故・・・聞いただけで鳥肌が立ってしまうような事件。
その事故を受けて、これが亀岡市のホームページに載せられた正式コメント。
「亀岡市並びに亀岡市教育委員会としましては、再度、全通学路の状況確認と危険箇所の総点検を行い、京都府など関係機関と連携して安全確保の徹底に努めてまいります。」

京都府教委は、各校長に通学路の安全確認に加え、登下校の方法についての総点検を指示した・・・と言い。
府建設交通部は、事故が発生現場のようにガードレールなどで分離されている歩道がなく、自動車の交通量が多い通学路については緊急点検を実施する・・・と言っているけれど。。。
何の具体的な指示は無く、総点検や緊急点検の点検項目と不適切項目の改善方法は?!


そして、昨日の関越道での観光バスの事故。
これだけ多くの死者を出してしまった事故の原因の一端は道路の構造にも・・・ガードレールと防音壁が違う面に設置されているなんて。。。
ガードレールに沿って進んだ車は、防音壁の端に激突するようになっている。

1日9時間670kmまでの規定には違反して無いらしいけれど・・・この数字を決めた人間は、9時間で670kmを一人で運転した経験がるんだろうか?!
労基法に基づいても、45分以上の休憩は必要。その上、自動車の運転は2時間毎に休憩を。。。となると、実質的に走れるのは最大でも7時間。
7時間で670kmなんて日本の道路では達成できない距離・・・そんな数字が営業車の基準に使われているなんて。。。

この事故を受けて、国土交通省が立ち上げた大臣官房危機管理・運輸安全政策審議官がヘッドの「ゴールデンウィーク期間中における公共交通機関の安全対策チーム」。
そのチームからの「お笑い」通達の内容は「輸送等の安全の確保は国土交通行政に課せられた重要な責務の一つであり、ことに多くの国民がバス、鉄道、フェリー、航空等の各種公共交通機関を利用して観光等のため長距離を移動するゴールデンウィーク期間中においては、関係者の全員が安全対策に全力を傾注しなければならない」。
こんな事、わざわざ集まって発表する事でも無いし、ゴールデンウィークに限った事でも無いし。。。

いったい、日本の行政は何なんだろうねぇ~
次に何か起こった時に後ろ指差されないようにするだけで、本当に自ら事態を改善しようなんて言う考えは毛頭無し!!


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