2012-03-26

漆黒の海での救助活動

コバルト・ブルーやエメラルド・グリーンと例えられる南海の海も、一度日が暮れて夜が来れば、限りなく黒に近い不気味な世界に。。。
どれだけの方々が、この漆黒の海の経験をしたことが有るか分からないけれど、船の上から見ていても吸い込まれそうで怖いし、ナイト・スキューバ・ダイビングをして闇の中に自らの身を捧げるのも勇気が要るもの。

学生時代に、ちょっと海関係の学問を習っていたので、360度見渡す限り陸地の無い世界や波高8mの大荒れの海に漂う事も知っているので、昨日の奄美大島沖の漁船転覆事故で救出・生還された乗組員の皆さんには大きな敬意を。
惜しくも、巡視船引き上げ時に落下して再び行方不明になった2人の方々・・・無事に浮いていて救助されて欲しい。

ニュースで読む記事は結果論であって、転覆から何時間後に・・・と書かれているけれど、あの大シケの暗闇でいつ来るか分からない救助を待たなければいけない精神力。
それも、サメに襲われて暗闇でサメ退治をしながら・・・さすがに海の男。なんて言葉では言い尽くせない。

それに、今回の海上保安庁の救助作業・・・確かに、現場の状況が難しかったのは理解できるけれど、一度引き上げた救助者をロストしてしまうなんて。。。
荒れた夜の海で、予想外の遭難者を発見して、救助艇に定員オーバーで引き上げたのは確かでも、救命胴衣もロープも何も無く落としてしまったのは手落ちでは。。。
落水した3人のうち、保安官だけ救助されたのも、スノーケルに発光機が付いていたからでしょう。。。

夜間だけでなく、昼間でも大海原では、一度落水者から「目を切って」しまうと再び発見するのは難しい。
いずれにせよ、遭難者も救助者も双方が命がけの事態・・・今後このような事故の起きない事を願うばかり!


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