2011-04-07

低濃度でも100倍

毎日毎日・・・2倍、5倍、10倍、100倍、1000倍。。。
挙句の果ては100万倍。。。

これは国の定める安全基準値をベースにした時の値。
先週も書いたように、越えても良い基準値なんて何の意味も無く・・・これも想定外の大きな値で済ませてしまうのか?!
現実の世界に当てはめてみると、たった10倍でも制限速度50キロの道路を時速500キロで走ったようなもの・・・100万倍になれば時速5千万キロで単位をkmではなく光年に変えた方が分かりやすいような値。
これが安全かどうかは、基準値に多少の誤差があっても安全で無いのは明らか。


そして、「低濃度」という言葉で正当化しようとした、汚染水の海への放出。
基準値の数千倍・数万倍の汚染水からすれば「低濃度」かも知れないけれど、その水だけみれば基準値の100倍汚染されている水。
100倍・・・工場の排水が環境基準の100倍の汚水を流していたら、どれだけ大きなニュースになって被害が出るか。。。
ところが今回は国が後ろ盾になって1万トンの汚染水を海に撒いてしまい・・・魚介類が汚染されるのは当たり前。

魚介類の汚染基準も新たに設定されたけど、科学的な裏付けがある数字ではなく、この数字なら今の汚染魚がこの基準内に納まって騒ぎが大きくならないから・・・としか理解できないような政府発表。


10倍までは安全とか、100倍までは安全って言うのは、
30キロオーバーまではスピード違反にならないなんて言う日本的な論理の延長なのか??
日本の国民の安全は、国がしっかり正しく守って欲しいと思うんだけど。

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