2011-04-06

危機管理の想定

言いたい事が一杯有って・・・毎日新たな事が出て来るし、いつ何を書いたら良いかが分からないまま毎日が過ぎてしまい、ひょっとしたらシリーズ物にした方がいいのかも。。。


まず、今回の福島第一原発での人災で指摘したいのは、前から何回となく取り上げた日本の危機管理・・・政府だけでなく日本企業全般に言えること。
今回も、何度「想定外だった」という言い訳を聞いたことか。。。
  o 津波大きさが想定外
  o ポンプが無くなったのは想定外
  o 発電所が停電したのは想定外
  o 継続的に放射線が放出されるのは想定外
こんなに危険な設備を運営する中で、どんな災害を想定してたのか??


多くのところで、日本の危機管理は想定外が起きないように努力をし、想定外が起きた時の事を考えて無い。
いつも例にあげる新幹線・・・時速300kmで走っていてシートベルトは要らないのか?
もし地震で脱線した所に対向列車が来たら正面衝突・・・時速300km同士の衝突がどれだけ酷い衝撃か。。。
事故が起こらない事を祈りながら乗るしかない。
天井に非常口の無い日本のバス・・・窓枠には窓ガラスを割る為のハンマーが備え付けられていない。

日本の事故を起こさない為の努力・準備は素晴らしいけれど、にもかかわらず起きてしまった時の備えが不十分・・・これが全て想定外になってしまう。


ここ数日は、放射線汚染水の話ばかり。。。
毎日何千トンという海水を撒いたら、そのほとんどの水が何処かに流れ出すか、何処かに貯まるかは誰が考えても明らか。
その水は、蓋の無い使用済み燃料プールにも注入された訳で、満水になれば溢れ出すのも明らか。。。
という事は、放射線汚染された水が敷地内に流れ出るのは明らか。

これはもう想定云々の問題では無く、事故処理プロセスの問題。
とりあえず、目先の事しか考えてなく、毎日のように新たな問題が発生するのは当たり前のこと!
ゴール設定がされないまま、進行方向も分からないまま・・・何処へ向かってるの?!

ここ数日、海への漏水を必死になって止めようとしているけれど、止めてしまえば同量の高濃度汚染水が何処か別の所に流れ出すか溜まるか・・・その処理は考えてあるのかな??


まだまだ、報道のこと、基準値のこと・・・言いたい事は一杯。
言い残しは、また明日。。。

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