2012-08-06

やっぱりボルト

先月、国内大会で敗れて、オリンピックの金メダルが危ぶまれていたけれど、蓋を開けてみたら全く危なげのないブッチギリでオリンピック100mの金メダル。
すばらしいオリンピックへの自己調整。


反面、マスコミ・国民の期待に反して3人とも入賞できなかった女子マラソン・・・「日本勢惨敗」「日本完敗」と言うような見出しは止めてもらえないだろうか?
国民の期待という重圧を背負って走ったのは選手。

本人がメダルや入賞の目標を持っていても、それは国民の目標ではないハズで・・・レースの結果に一番ショックを受けているのは本人達なのに、それに追い討ちをかけるようにマスコミに叩かれたら全く立場が無い。
彼女達は、犯罪者ではなく、しっかりと練習をこなして、世界で十数人の中に入った人たち・・・他人から負けたと指摘されるようなものでは無い。


皆さん、小学生の頃を振り返ってみてください。
鉄棒の逆上がりは、一度できてコツを覚えてしまえば、その後はいつでもできるようになる。
しかし、50m走で一度8秒で走れたとしても、それ以降毎回8秒で走れるとは限らない。
言うなれば、陸上競技の自己記録は、生まれた瞬間に過去の栄光になり、次回同じかそれ以上の記録が出るとは限らない。

その上、オリンピックのような大きな大会になると、一次予選・二次予選・準決勝・決勝のように、連日繰り返してレースに臨まなければいけなくなり、1本勝負のレースで出た記録が、その全てで出る事は有り得ない。

だから、ボルト選手のように、予選・準決勝は後半力を抜いて温存・・・それでも危なげなく予選通過。
そして、決勝で初めてゴールまで全力で走りきる。
予選から全力を出し切らなければいけない選手達に、最初から勝ち目は無いことだけは確か!


まだ、オリンピックの決勝種目は残っているし、結果がどうであれ男子柔道や女子マラソンと同様のマスコミから選手へのバッシングは避けて欲しいもの。


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