2012-07-20

ツアーバス会社の撤退

関越自動車道でツアーバスが事故を起こして乗客が死亡したのを契機に、長距離バスの運行に大きな変化が。
運転手1人の夜間運行距離の上限を670キロから400キロにしただけで、既に110社以上がツアーバス事業から撤退したらしい。
裏を反せば、それだけ多くの会社が、無理な運行管理を元に営業を続けていたと言うこと。


個人的には、そもそも事業者に配慮した規制を作って来た国交省の問題。
夜間に670キロまでは一人で運転しても良いなんて・・・きっと自分で運転した事の無い人々が作った規制。
2時間に1回15分ずつの休息を挟んで、最高速度100km/hで走ったとしても、ほぼ7時間の運転。
いくらプロとは言え、健康な状態を維持して、頻繁に繰り返し走れる距離でも時間でもなく。。。

400キロにしたところで、非高速道路部分で乗客を乗せて降ろす事を考えれば、1~2回の休息を入れて6時間の仕事。
ある意味、限界かな?
個人の時間に縛られない帰省ドライブと違って、思惑の違う複数の乗客を2地点間移動させるとなると、設定時間に合わせる事も必要だし、そっちにも神経を使わざるを得ないだろうし。。。

本当なら、運転距離ではなく、運転時間によって運転手の数を決めてもらわないと。。。
400キロの最後に渋滞に遭ってしまった状態なんて最悪で、あと少しだという気持ちもあるし、早く着かなければという気持ちも重なり、非常に事故の起こり易い状況。
旅客機が、12時間を超えるフライトで2人乗務から3人乗務にするようなもの・・・常に2人がフレッシュな状態で勤務する為には。

多分、1回の乗務距離よりも重要なのは乗務の頻度。
毎日400キロを1週間続けたら、とても安全な健康状態とは言えないだろうし。

乗務時間と頻度に関して言えば、バスだけでなく、長距離トラック運転手の過密労働も問題にされるところ。
疲労からの居眠り追突やら、到着時間に追われて無謀運転とか。。。


いずれにしろ、起きた事故の再発防止だけでなく、予想される事故を予防する為の完全な規制にして欲しい!


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