2012-07-22

死因は運動不足

今年の5月には、アメリカ国内のホームレスのうち、3人に1人近くが「肥満」に該当するという研究結果が出ていて、ホームレスという言葉から連想するやせ細った姿とは程遠い実態。

肥満=栄養過多かというと、そうでも無いらしく、「肥満の問題は最も貧しい層で最も深刻になっている」という話も・・・
 o 人間の体は飢餓状態が続くと、カロリーをできるだけ効率良く脂肪の形でため込もうとする。
 o 路上生活によるストレスや睡眠不足も肥満の要因となる。
 o 健康的な食べ物を選ぶ余裕がないために保存料や塩分・脂肪・糖分などを多く摂取し続ける。
 o 新鮮な野菜が手に入ったとしても、保存したり調理したりする手段がない。
 o 結果として「飢餓と肥満のパラドックス」と呼ばれる問題が生じる。

ボストンで診察を受けた成人ホームレス5632人のBMIを調べたら、32.3%がBMI30を超える「肥満」、5.6%がBMI40以上の「重度の肥満」・・・BMI25を超える「太り過ぎ」と合わせると3人に2人が肥満状態。
一方、BMI25以下の「正常」は32.6%で、「低体重」の判定は1.6%だけ。
男女別では、肥満の割合は女性が42.8%で、男性が29.7%。



そして、ロンドン・オリンピックまで1週間足らずになって、イギリスで発表された研究結果では・・・
世界で10人に1人が運動不足に起因する疾患のために死亡していて、運動不足は喫煙や肥満に匹敵する危険要因になっている。

運動が不足すると冠動脈性心疾患や2型糖尿病・結腸がん・乳がんの死者が増え、2008年の死者は世界で530万人を超えた。
運動不足の割合を世界で10~20%減らすことができれば、年間の死者数は50万~130万人減少して世界の平均余命は1年近く延びると試算されている。

世界平均でみると、成人の3分の1、青少年の約80%が運動不足による疾患の危険が高まっていて、心疾患や糖尿病、特定のがんにかかる危険が20~30%高まっている成人が15億人にもなっているらしい。

運動不足の程度は国によって大きな差があり、運動不足の程度が最も低かったのはバングラデシュの5%、最も高かったのはマルタの71%。
国民の所得が高いほど運動不足になりがちな傾向があり・・・日本もオーストラリアも、所得の高い国リストに入る事は確か。

ほとんどの国で年齢が高くなるほど運動不足の人が増え、女性の運動不足が男性の運動不足を上回る傾向も。。。
この記事の内容に、ドキッとしてしまう方々も多いのでは?!
皆さん、健康には十分留意しましょう。。。


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