2011-02-23

NZの大震災

日本でもかなりの時間が割かれて報道されているニュージーランドの南島の最大都市クライストチャーチで起こった地震被害。
今年の南半球・オセアニア・ANZは大きな天災の連発・・・やっとQLDの洪水・ハリケーンの復旧が始まったところで、WAの山火事やNTの洪水も。
そして、昨日の地震が。。。

クライストチャーチの写真や映像を見ていると、あの阪神大震災直後の神戸の街を思い出して鳥肌が立ってしまう。
まずは、未だに行方の分からない被災者の方々の無事救出を願うばかり。
神戸と違って大きな火災が発生しなかったのが、死者を最小限にしている一因かも。

ニュージーランドは羊の国・・・というのが日本での一般的な認識かも知れないけれど、実際は日本と同じ火山列島で、国内各地に温泉も存在するし、オーストラリア大陸と違って地震も珍しいものでは無い。


ということで、最新情報は報道や他サイトで確認してもらうとして、ここでは日本で報道されて来なかったクライストチャーチの地震事情について。

今回のマグニチュード6.3の地震の5ヶ月半前の2010年9月4日にマグニチュード7.1の地震が起きていた。
何故大きな報道がされなかったかと言えば、単純に大きな被害が出なかったから・・・その理由は震源地の違い。
震源は、昨日はクライストチャーチ中心部から9.7km先で、去年9月は37km先。
震源の深さも、昨日は5kmだったけど、去年9月は11km。
やはり、震源からの距離が被害に大きく影響する証し。

クライストチャーチで、地震がどれだけポピュラーかと言えば、その9月4日のマグニチュード7.1以降に起こったマグニチュード5.0以上の地震だけでもかなりある。
  9月04日  7.1
  9月04日  5.6
  9月04日  5.1
  9月04日  5.3
  9月04日  5.4
  9月05日  5.0
  9月06日  5.1
  9月06日  5.4
  9月07日  5.3
  9月08日  5.0
 10月04日  5.2
 10月13日  5.1
 10月19日  5.1
  1月20日  5.1
  2月22日  6.6
これらを全て余震と呼ぶには、期間が長過ぎるかも知れないけれど、回数が減ってきたところでの大災害。
ニュージーランドは、地震国なんだという事を再認識してください。

まずは、行方不明者の発見・救出が進み、街の復興に目処が付く日が早く来ることを願うばかり。

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