2011-02-08

肩書き社会

大相撲の八百長問題が毎日のようにニュースを賑わしているけれど、八百長自体はスポーツの根幹を揺るがす事件。
ニュースの内容は新聞・テレビの報道を見てもらうとして、ここでは相撲界の肩書き社会の色々な事件への影響について。。。


八百長疑惑は数年前にもあった訳で目新しい事件ではないけれど、その後、力士暴行死、朝青龍のサッカー、大麻、暴力団観戦、野球賭博・・・そして八百長再び。。。
公益法人として運営されている財団法人・日本相撲協会が、日本の国技の相撲を運営し、日本国技館を所有していることも今回の初耳。。。


個人対個人の対戦という事は、たった2人で話が付けば八百長状態に簡単に陥れる訳で、その対戦が年収に大きく影響するとなれば結果は明らか・・・そういう意味では、現行の報酬制度も見直しが必要だろうし、対戦方法も見直さなければいけないのでは?!
トーナメントやグループ戦にするとか。。。

似たような競技で、プロレスが八百長疑惑で騒がれないのは・・・国技ではないから?! それとも公益法人ではないから??
相撲もプロレスのような興行にして、人気度で報酬を払えば相撲界の事件は解決するのか?!
プロレスラーの似たような事件は聞かないし。。。

最後になってしまったけれど、この八百長事件の原因であろう肩書きに応じた報酬制度を聞いた時に、インドネシアに居た頃の現地社員の考え方を思い出した。
インドネシアのサラリーマンは、全員が細かく細分された肩書きを持ち、肩書きに応じて現金給与以外のメリットが与えられる・・・出張で泊まれるホテルのクラスもそれぞれ違うし。。。
覚えてる限り、一般職で8段階、管理職で6段階の肩書きが存在し・・・例えば、管理職になった途端に通勤用に車と燃料代が与えられ、肩書きが上がるほど車のモデルも大きくなって行く。。。
インドネシアの給与水準から言えば、小さい乗用車でも数年分の給料に相当し、とにかく上の肩書きを得る為なら何でもするし職種は問わない・・・と言うのが実情。

サラリーマンでも相撲取りでも、給与以外のメリットに大きな差があったり、給与自体が大きく違うとならば、人間として利益に釣られてしまうんでは。。。
そんな大きな段差を持つ報酬制度を持っている相撲界自体がスポーツ団体として相応しくないのでは?!
相撲がスポーツであることを忘れさせ、サーカス並みの単なる興行団体だと思わせてしまって。。。

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