2011-12-20

一体改革はどこへ

「社会保障と税の一体改革」と言うと、非常に聞こえは良いけれど、その中身たるや国民が歓迎できる内容なんだろうか?!


当然の事ながら、誰が考えても分かるように、豊かな社会保障を提供しようとすれば、それ相応の国民負担を要求しなければいけない。
そういう意味では、理に適った方法・・・のハズなのに、現実的には、改革案をまとめようとしている国会議員の先生方の思惑が、ちょっと自分の次回の選挙勝利に偏ってしまっているんではないだろうか?!

とにかく、有権者に嫌われないような発言に終始し、良いとこ取りになるような一体改革をしているように見えて仕方ない。

結局、税制改革案と社会保障改革案は別々に協議されて、あとで一体改革として一つにまとめよう・・・なんて、機能する訳も無く。。。
そもそも、+-別々の事象なので、別々に協議して後で+-ゼロになるように合体させましょう・・・では、いつまで経っても結論は出ないんでは?


その上、消費税率の一律引上げでは無く、非課税・減税の生活必需品を設定する話。
なぜ反対する議員が居るのか全く理解できない。
消費税を増税すると、年金生活者や低所得者の負担が大きくなる・・・ならば、欧米やオーストラリアで実施されているように、生活必需品は無税にしたら良い話。
米・パン・牛乳・卵・肉・魚・塩・等々・・・は非課税。
おにぎり・ピザ・ジュース・卵焼き・ソーセージ・かまぼこ・ケチャップ・等々・・・は課税。
のように、他の国で実施されてる事が何故日本だけできないのか?!

品目の選定に手間がかかる・・・とか
企業の設備に費用がかかる・・・とか
理由にならない理由を付けて、一律課税で低所得者層に給付金を支給するなんていう、もっと手間のかかる話を平気でするヤカラ。。。
非課税品の選定よりも、給付金支給対象者を選定して支給する方が困難で手間も費用もかかるのでは?!

高速道路料金制度の度重なる変更で、どれだけコンピュータ設備の変更を強いてきたのか?!
それに比べたら、各スーパーのレジシステムへの変更は極僅か・・・内税になっているから、無税商品の価格表示を変え、消費税の計算から省くだけ。

何か余分に物を与える事に国民が喜びを覚えると思っている議員が多過ぎるのでは?
もっと、根本的なメリットの大きい持続的な仕組み作りを期待しているのに。。。


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