日銀の物価見通し

先週末の日銀金融政策決定会合で、物価見通しが大幅に上方修正された・・・前回４月４日の金融緩和策で大きく円安に動き、株価も上昇したのに気を良くしての事だろうけれど。。。

今年初めの２０１４年度の物価見通しは前年度比＋０.９％だったのに、一気に１.４％に上方修正。
２０１５年に至っては、前年度比１．９％に。。。

と言うことは、２０１５年度には、２０１３年度に比べて１.４＋１.９％＝３.３％の上昇！
年間物価安定目標を２％に設定するのは良いけれど・・・物価が上がって給与が上がってだったら良いけれど、これから２年で給与が３.３％上ってくれるのか？！

振り返って見ると、来年４月には消費税が５％から８％に上がり、何もしなくても単純に２．８％（１０８÷１０５＝１.０２８６）の上昇。
そして再来年１０月に消費税が８％から１０％に上がったら、更に１.９％（１１０÷１０８＝１.０１８５）の上昇。

このまま円安基調が続けば、石油燃料や食品価格等の輸入物価も上がるし・・・１０年以上続いた円高・株安を数年で改善しようとするには、どこかで歪みが出て来るんでは？！

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