2010-08-10

高齢者登山

ネットで調べる限り、「高齢者登山」の定義は探し当てられないので、登山の場合に何歳からが高齢者に該当するのかは不明。
ところが、ここ数年「高齢者登山」の事故が毎年報道され・・・もちろん、高齢者の場合は冬山ではなく夏山での遭難がほとんど。

健康志向の現代日本社会で、お散歩感覚で山岳トレッキングに行く人々も多いんだろうけど、「ゴチャゴチャした都会を離れて、きれいな景色が見れて身体に良いよ!」なんていう誘い言葉に乗ってしまう人が多いんだろうか。。。

天候も良く、順調に進行しているうちは問題なくても、過去の実績も無いままに参加してる人々は、悪天候時の事態の大きさも分からないだろうし、登山ガイドに頼り切りになってガイドの負担も急増するだろうし。。。

先週末に北海道で起こった複数の高齢者登山の遭難事故・・・一部の人はヘリ救助されたり、ガイドと共に自力下山したり、命を失ってしまったり。。。
楽しいキレイなはずの北海道の山々で命を落としたり不幸な想い出を作ってしまって。。。

去年8人が凍死したトムラウシ山の登山ツアーの場合は、3人のガイドが現地で初対面の上にガイドのリーダーは、この山の登山経験の無い即席ガイドチームだったらしい。
基本的には旅行会社が企業活動の一環として募集する登山ツアー・・・やっぱり利益重視になってしまうのか。。。

高齢者だからこそ自分の過去と経験を振り返り、ガイドや経験者が同行するから安心だなんて他人頼みでの行動は謹んで欲しい。
最悪の事態に陥った時には、誰でも自分の命を一番に考えるだろうし、自分で対処できる自信が無いならツアーの宣伝文句に惑わされずに参加を自粛するべきでは。。。

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