2013-06-01

外科医の勤務時間

過酷な勤務状況から、小児科や産婦人科の医師不足が続いているのは、以前から報道されているけれど・・・勤務時間が過酷だから医師になりたがらない、だから医師不足に拍車がかかり、さらに勤務時間が悪化する。
卵なのか鶏なのか、どこかで関係を断ち切らないとエンドレス!

似たような状況が、外科医師の勤務に及んでいるらしい。。。という報道が。
最たるものは、午後5時から翌朝9時までの夜間当直勤務を終えた後の「当直明け手術」。
多くの当直医が、午前9時から午後5時までの日勤を終えた後に夜間当直に入っている事を考えると、24時間以上の連続勤務の後に患者の命のかかった外科手術をする事になる。
こんな勤務が毎日では無いにしても、日本で4人に3人の外科医が経験しているとなると、安心してメスを持ってもらえるような状況ではない!

他国の極端な例としてドイツでは、夜間の緊急対応担当になっていて、勤務時間外に電話がかかって来て対応したら、翌日が出勤日になっていても法的に出勤してははいけない。
これはこれで、翌日の人材確保で事業主としては困ってしまうけれど、従業員の健康とWork‐Life Balanceを考慮したら尊重しなければいけない規則。

明日から直ぐに日本で導入できるような事例ではないけれど、有給休暇の取得率向上を含め、勤務時間の短縮は日本人の「ゆとり」を取り戻す為に必要不可欠。
それを実現させる為には、国民全体がお互いに極端な「行き過ぎたサービス」を止める努力をしなければいけないのでは?!
日本では、欧米豪で頻繁に使われる「担当者が休暇中なので再来週まで待ってください」なんて言い訳は絶対に通じないし!!


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