2012-02-09

工事に対する危機管理

岡山県の海底トンネル掘削現場での事故で、未だに行方不明の方々の安否を案ずるばかりです。


大手ゼネコンの工事で、こんな痛ましい事故が起きてしまい・・・
個人的に事故内容を振り返ってみると、いつも言っている日本社会の危機感に対する欠如が起因していたのでは?
事故が起きないように最善の努力は図っているんでしょうが、事故が起きた時の準備が不十分だったのでは?

海底トンネル掘削工事と言うことは、いくら注意を払っても落盤も水没も起こり得る事態で、その状況に対する対処はなされていたんだろうか?
記憶に新しいチリの炭鉱落盤事故で全員が救出されたのも、落盤を想定した避難空間や非常食が準備されていたから。

今回の海底にパイプ状のトンネルを掘り進む工事では、冠水した時に空気が残る空間も無く、人命を考えたらトンネル内に空気ボンベの設置等も必要だったのでは?


そして、現場の事前調査をせずに10年前の情報を使って労働基準監督署に届け出て工事を開始したのが違法だったのではないかという報道。
その着工を許可した労働基準局の担当者曰く・・・適切だったかどうか、専門家が調査しなければならない。
と言うことは、役所の工事許可は形式だけのもので、何にも分からずに許可したと自ら言っているようなもの。

耐震偽装を見破られずに大きな被害を出してしまったように、
そんな、意味の無い不要な役所は無くして、最初から専門家に聞いたら良いのに!


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