2012-02-02

2011年の平均月給

昨日、厚労省が発表した毎月勤労統計調査(速報)によると、2011年に支払われたボーナスや残業代を含む現金給与総額の月平均が、前年に比べると0.2%減って31万6千円余り。

そんなに月収が多くないと思われる方も多いでしょうが、ボ-ナスも含めての額なので、いわゆる欧米豪方式で年収を12等分した時の額・・・よって、逆算すると年収が379万2千円と言うことで。。。

この数字は、過去20年間で2番目の低さらしいけれど、残業代や賞与は増えているのに、基本給が下がって全体額を押し下げ。。。
先週書いたように、基本給を低く抑える経営者の描く理想に沿っている感じ。



ちょっと気になったのが、業種別の額。。。
製造業が36万8千円、小売りが26万2千円、そして電気・ガスが下がっても57万9千円。

4月から17%の企業向け電気料金の値上げを強行しようとしている東京電力社員も、製造業より20万円以上高い平均月収のグループに含まれているハズ。
本当に削るところが無くて最後の手段の値上げなのか?!

例えば、平均差額の21万円減給を東京電力社員3万6千人に当てはめると、毎月75億6千万円の削減・・・年間では900億円近い額になる。
東電社員に罪は無く、今までの生活を強制的に変えろとは言えないけれど、燃料代の高騰を値上げで補うのが電力会社の権利・・・と言ってのけた社長は、本当に社内で削るものが無いと確信しているのか、大きな疑問が残ってしまう。

電気・ガス・銀行・・・みんな高給をを払い続けても損をしないような日本社会になってしまってるんでは?!
消費税率上げよりも、国民には厳しい状態なんでは?!


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1 件のコメント:

  1. そうだ!!そうだ!!
    値上げする前に、削れる所を先にもっと
    見直すべきですよね!!

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