2011-09-19

ボロボロなカンタス

11時間に渡る労使交渉が上手く行かず、労働組合TWU(Transporter Workers Union)加入の全国約4千人の手荷物取扱者等々の地上職員が明日9月20日に4時間のストライキに突入。

このストライキで、明日の28本のキャンセルと27本の遅延が決定・・・とりあえず、影響はオーストラリア国内線だけ。
カンタスの日本のホームページを見ると、英語版にはストライキ情報が載っているけれど、日本語版には一切無し・・・日本からの乗継でオーストラリア国内に飛ぶ方はご注意を!

この4時間のストライキのいやらしい所は、各空港によってストライキの時間帯が違うところ。
だから、発着空港が違う時間帯でストライキに入っていると、結果的に4時間以上のフライトに影響が。

このストライキの理由は、JALのLCC参入にも関係していて、カンタスの競争力が低下しているので、ベースを東南アジアに移してコスト削減を図ろうというもの・・・いずれ、オーストラリア国内の仕事が無くなるであろうという予測から。
そこで、労組は毎年15%の昇給を3年間確約するように要求・・・これは先々週の先生の要求とは桁外れ。
3年間で給与50%アップなんて、いくらインフレ率が高くても無理だろうなぁ~。

この恐怖は、地上職員だけでなく数万人のパイロットにも・・・最近は乗ってないけれど、機内で機長がこの状況を乗客に訴えるアナウンスをしているとか。。。


そんなスト前日のシドニー空港では、国内線のカンタス専用ターミナル(T3)で大騒ぎが。。。
手荷物検査場を越えたセキュリティエリア内に、検査を受けずに入り込んだ2人を発見・・・どうやって入ったのか、どうやって発見されたのかは不明。
この影響で、搭乗済みの乗客を含めて全員をセキュリティエリア外に出し全員に再検査を要求。
これで、出発便に大きな遅延が。。。

断続的なストライキが今後も続きそうな状況で、国内線ではバージンと国際線では東南アジア系・中東系との価格競争は激化・・・オーストラリアのフラッグキャリアのフライング・カンガルーはどうなるんだ?!
実は、JALよりも酷い状況に陥ってしまっているのでは。。。



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2 件のコメント:

  1. Akiさん

    そういうことなんですね。

    実は明日Jalでシドニー入りを予定しており、その足でブリスベンの予定ですが、こちらは台風、成田までの足に飛行機に、QFに、いったいどうなるか心配です。
    ストは何日か続くのかもしれませんね。

    京都より

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  2. 大変な日の出発ですね。
    JL771は1時間遅れで飛んだようですが、成田までの交通機関も止まっていたし、シドニー着が1時間半遅れで乗継便に間に合ったでしょうか?

    昨日のJL772は成田に降りれずに関空にダイバートして、成田着が深夜になってましたから、それを考えればマシだったかも知れませんね。

    では、QLDの自然を堪能してください。

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