2011-05-04

ニュースの鮮度

先週から何人かの同僚に、もう日本の原発事故は落ち着いたんだろう・・・と聞かれ、そんな事は無いと打ち消さなければならない事が何度か。


その発言の裏にあるのは、オーストラリアのテレビ・新聞で、日本の地震・津波・原発の報道がされなくなったこと。
オーストラリアだけでなく、CNNでもほとんど流されていない。
という事は、日本のニュースを目にしない人々の知識レベルは、外部電源が引き込まれた・・・で止まっている。
ニュースは新しくないとニュースにはならず、視聴者に毎日同じ事の繰り返しを伝えても飽きられてしまう。


なので、電源が入って通常の冷却設備が稼動している・・・というのが日本以外の人々の状況認識。
聞かれれば、電源が入っても機器が使えなかったり、汚染水の処理に手間取っている・・・と伝えられるけど、世界中のほとんどの人々は誤った状況認識をしたまま過ごしているんでは?!


奇しくも、一昨日のNHKのニュース7で、3月11日以来始めて、地震・津波・原発以外がトップ・ニュースに。
それが、一昨日だけでなく2日間続けて昨日も・・・それは、アルカイーダ首領のオサマ・ビンラディンの発見・射殺。

視聴者・購読者が新しいニュースを欲しがるのは当たり前のこと・・・だけど、事故・災害の当事者・被災者にすれば、いつまでも事態を風化させないで欲しいと思うに違いない。
これは、全く新しい事ではなく、マスコミの皆さんが日々考えて貰わないといけない事で。。。

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