2012-01-30

日本の手当制度

先週、日本の日刊紙が大阪市の持ち家手当について報道していたけれど。。。

元々、日本の給与構造が基本給を抑えて、諸々の手当で補填すると言うもので、公務員だけでなく民間企業でも広く取られていた手法で・・・
年間基本給を12等分して支払われる欧米豪諸国からすると、非常に不思議な構造。

持家手当だけでなく、時間外手当はもちろんのこと、住宅手当・家族手当・通勤手当・昼食手当・帰省手当・別居手当・冷凍室手当・危険手当・降灰手当・暖房手当・・・等々。。。
今から考えると、平等と言う名の不平等ではないかな?!

そもそも日本は終身雇用が基本で職務職能給が無く、年齢と勤続年数で基本給が決まるような制度だったので、住宅や家族数による生活費の変動を補償しようと。。。
その上、欧米豪のように職種による採用では無いので、職種・地域・転勤による生活の補償まで手当で。。。

基本給は、ボーナスや退職金の計算基礎になるから、経営者からすれば総支給額が同じでも、手当分が多ければ退職金まで含めた生涯支給額は低く抑えられるし・・・手当が増えるに越したことは無いけれど、手当は簡単に廃止できることも理解しておかないと。。。

日本の給与制度も、徐々に職務職能給に移行し、手当が皆無になる日も近いのでは?!


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