2012-01-23

最近のガソリン事情

オーストラリアで主流になっている自動車用のレギュラーガソリンはE10と呼ばれるエタノールが10%入っているガソリン・・・オクタン価は91なので、日本で売られているレギュラーの90よりはちょっと高い。
でも、いわゆるハイオクになると、オーストラリアはオクタン価95と98の2種類で、日本のオクタン価100よりも低い設定。

最近ちょっとニュースになっているのは、政府が今年の7月からエタノールの入っていないレギュラーガソリンの販売を禁止しようとしていること。
エタノール自体の値段が上がっているし、供給が間に合わなくなって、結果的に消費者が値段の高いハイオクを買わなければいけなくなるのでは無いか・・・という心配。

最近のエンジンは、ほとんど全てがエタノール入りのガソリンに対応しているけれど、まだまだ古い型式の車が走っているオーストラリアでは、1986年以前に製造されたエンジンはエタノール対応になっていない・・・これらは、ハイオクを入れるしかなくなる。

その上、E10は通常の無鉛ガソリンより1~3%燃費効率が悪いし、1L当たりの価格差も去年の$2.6から$1.7に下がり、エタノールを使うメリットが見当たらなくなっているのが現状。
確かに環境には良いのかも知れないけれど・・・最終的に何が一番地球に優しいんだろう?!


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