2011-11-29

自転車はどこを走る

先月25日に警察庁が発表した「自転車総合対策」・・・日本的なその場凌ぎの発想。

1970年に、車道走行を基本にしていた道交法が、車道での自転車事故を機に変更され、一部の歩道で自転車走行が合法になった。
そして昨今、歩道での自転車による歩行者の事故多発で、自転車はまた車道に。。。
何という目先だけの処置!

ルールを曖昧にして、「悪質自転車運転者」だけを摘発しようとしているみたいだけれど、どこからが悪質なのかも不明瞭で現場の判断次第。

「自転車通行可能歩道」に「歩行者優先」の標識が掲げられているけれど・・・自転車運転者は、どう対応したらいいんだろう?!
歩行者追越し禁止だったら、そういう風に書かないと分からないだろうし、歩行者の速度で走るなら降りて押して歩くべきだろうし。。。

日本では考えられないでしょうが、オーストラリアでは自転車も車両の一部として高速道路の走行も可能。
もちろん、一般道でも自動車と同様に扱われるけれど、自動車は追越しの際に1m以上の間隔を取らないといけない・・・等々の共存ルールが。

きっと、日本人には共存意識が無いんだろうなぁ~
社会全体がルールを厳粛に守る状況にないし・・・駐停車禁止・スピード・赤信号無視のルール違反が常習化している環境で、「歩行者や自転車を優先しましょう」なんて機能しないのかも。。。
もしそうなら、発展途上国並みの国民意識しか無いということで、ルールを守れない国民性の非常に悲しい状況。


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
応援クリックでランキング・アップにご協力を!

0 件のコメント:

コメントを投稿