2013-02-28

大気汚染物質の基準値

今年になって、新たに出て来た「PM2.5」という物質。
恥ずかしながら、なぜこんな物質が取り上げられるようになったのか経緯が分からないけれど、北京の空気を悪くしている主因になっているのは確か。

その物質が偏西風に乗って日本にやって来て、日本の大気を悪くする構造は理解できるけれど・・・
例年なら、この時期に話題になるのは、花粉や黄砂の飛散状態なのに、今年はPM2.5の量も測定しないと。。。

そんな中で、日本政府が設定した「健康維持に望ましい」PM2.5の基準値が1立方メートルあたり1日平均35マイクログラム以下。
そして、「健康に影響を及ぼすおそれ」のあるレベルに設定しようとしている(案)は、基準値の倍の70マイクログラム・・・このレベルに達したら、外出を控えたり部屋の換気をしないように。。。
と言うのは簡単だけれど・・・ここで疑問になるのは2点。

1.この基準値はいったい何なんだ?! 健康維持に望ましい・・・と言っておきながら、2倍になるまで放置していても良いような数字なのか?!
2.数字が1日平均と言うことは、ピーク時には10倍や100倍になっているかも知れないけれど、それは無視するということ?!

普通の考え方では・・・「基準値」というのは、超えないようにする値なのに、2倍になるまで許容できる基準値なんて何の意味があるのか。。。
1日の増減を無視した平均値で測定するなんて、正確に国民の健康管理をする方法ではないと思うけれど。。。
早朝の濃度が85マイクログラムを超えていたら、1日の平均濃度が70マイクログラムを超えると判断するらしいけれど・・・この状態は、既に朝の通勤通学に適してない状態なのでは?
強いて言えば、基準値を超えた時点で国民に知らせてくれるような状況でなければ、しっかりと国民の健康を守る状況では無いのでは?!


福島第1原発の港湾内でとったアイナメから、国が定める一般食品の基準値の5100倍に相当する1キログラム当たり51万ベクレルの放射性セシウムを検出したと東電が今日発表した。
とニュースになっているけれど・・・基準値の5100倍?!
魚がそれだけ汚染されていると言うことは、海水がそういう魚を作ってしまうほど汚染されている事で、漁業再開云々の前に海洋汚染を調べるのが先なんでは?!

物の値段で1円を基準にしてるのに5100円になってしまって・・・その原因究明をしないなんて絶対に変!!


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