2011-10-20

今度はパナソニック

8月に日立が液晶テレビ事業からの撤退を発表したばかりなのに、今日はパナソニックもテレビ事業を縮小。
それも、2年前に立ち上げたばかりの尼崎の世界最大のプラズマパネル工場での年内の生産中止。
世界のマーケットの動向の速さを象徴するような事態。

日本を代表する家電メーカーが、たった数年前に作った事業計画では、将来の事業の柱になるような存在だった工場をたった2年で止めなければいけないほどのビジネス環境の移り変わり。


5月のアメリカ旅行記でも書いたように、どこのホテルチェーンでも、部屋にあるのは韓国のサムソン製かLG製のテレビ・・・一昔前のどこに行っても日本製の時代は終わってしまった。
東芝・日立と言った日本国内の大手どころは、決して世界の大手ではなく、このブログを始めた2年半前から言っていた日本の携帯電話と家電事業の衰退がとうとう現実のものに。
日本企業だらけだった日本の携帯電話市場が一変して、花盛りになったスマートフォンのほとんどが韓国や台湾のメーカー製だというように、残されたテレビメーカーのソニーとシャープがどこまで世界で戦い続けられるのか・・・は大きな疑問。

特に、韓国を相手にすると、記録的な円高と記録的なウォン安。
欧米とのFTA締結で韓国製品の輸入関税の緩和で、韓国勢には追い風だらけ。
この後手後手の日本政府の対応が、日本企業を滅ぼしてしまわないように願うばかり。
日本国内マーケット相手だけでは企業活動は成り立たないんだから。。。


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