2014-01-30

不正送金と言うのか

オーストラリアでは、公共料金の支払いから銀行間の振込まで、ほとんどがインターネットバンキングのオンライン取引。
逆に言えば、銀行のATMは現金を引き出す機能しかなく、日本のように振込ができたり記帳ができたり・・・というのは無し!
そもそも、預金通帳なんてものは無く。。。

そんな環境下で、オンラインで日本の銀行口座にアクセスされて、口座所有者の知らない間に預金を別口座に送金されてしまった被害が、去年1年間で1,315件。
被害総額で14億600万円になるそうで、1件平均100万円。。。

ニュースでは、こういう被害を不正送金と呼んでいるけれど、なんか違うんでは?!
不正に送金されたのは結果であって、他人が口座にアクセスしたのが被害の発端・・・IDとパスワードの取得方法は色々あるけれど、インターネットの便利さの裏には、世界中の数十億人が共用していると言うことを認識して使わないと、利用者だったハズなのに被害者になってしまうので要注意!
数十億人の中には、かなりの数の犯罪利益者が居るだろうし。。。

2011年の被害が165件・3億800万円だったのと比べると、この2年間で恐るべき増加。
そして、去年の被害の86%が、ゆうちょ・みずほ・三菱東京UFJ・楽天・三井住友の5行の口座で起きているそうで・・・銀行が悪いのではなく、これらの銀行のオンライン利用者が自らの口座を真剣に守っていないということ。

自分の身は自分で守る、自分の口座も自分で守る!
不正送金なんて言葉は、自身の口座から意図して不正に送金した時に使う言葉なのでは?!

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