2014-05-08

新たな騒動の火種

このところ、大きな衝突の報道が無かったタイの政情。
ところが、現職の首相が裁判で有罪になり、即刻職を失うという非常に手っ取り早い行動。

そもそも、タイの空港や商業施設占拠の発端は、
地方の農村部を支持基盤にするタクシン元首相を支持する「タクシン派」・・・赤組
都市部の富裕層を支持基盤にする「反タクシン派」・・・黄組
の争い。

サポーターの数では圧倒的に有利なタクシン派は、タクシン元首相の妹のインラック氏を首相に立てていたけれど、昨日の憲法裁判所の判決で失職。
この憲法裁判所の裁判官の多くは、反タクシン派に選ばれたそうで、ちょっと私的な感情が判決にも入っているよう。。。

さて、複数の現職の閣僚も同時に失職し、反タクシン派はハッピーなのか?! タクシン派は、判決に不満でアンハッピーなのか??
新首相を選ぶ選挙が行われると・・・支持者の数で勝るタクシン派が有利なのは明白。
となると、選挙妨害やデモが再び起こされるのでは?!

どっちが勝っても負けても、赤組・黄組のどちらかが騒動を起こすタイの情勢。
行かないに越したことは無いけれど・・・行くのであれば、赤や黄以外の青い服でも着ないと間違えて襲われるかも!?


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -