2014-05-19

役立たずの装備ばかり

大統領が海洋警察の解体を表明した韓国・・・理由は、もちろん先月のフェリー事故の際に役立たずだったから。
役に立たなかった組織を解体しても、先進国を自負する国としては、同様の役割を他の組織に移管するだけの話で、その経験の無い新たな組織が希望通りの役割を果たしてくれるのかは疑問。
まして、業務の移管中に次の事故でも起きようものなら、新旧両組織が一緒に正しく救助にあたれるようなお国柄でもなく。。。

組織の良し悪しを言う前に、設備や装備と運用方法を改善しないといけないのでは?!
故障や欠陥で出動できなかった最新鋭の救助艦や、運転手が非番で使えなかった高速艇、等々。。。

故障や座礁した船を救助したり、沈没した船を探索したり、引き揚げたりする為に約160億円かけて作った海軍の最新鋭の救助艦。
最新の探知探索装備が満載の上に、ダイバーが水深90メートルで救助任務にあたる支援体制と最大8人が入れる減圧装備は今回の事故の為に作られたようなもの・・・なのに利用できなかった。
船自体は1年半以上前に進水したのに、装備の不備で去年10月の引き渡しが未だに行われていない。

非常待機潜水要員と30ノットで走る高速艇11隻があり、事故現場まで1じかん20分で行けるはずだったのに。。。
この高速艇を操縦できる隊員が非番で使えず・・・潜水要員が運転できる小型ボートは燃料が十分に搭載されてなくて出動できず。
ちなみに、4隻の高速艇は中国の違法操業漁船の取り締まりで事故対応に参加できず。。。

救助活動のビデオを見る限り、水上・船上の救助しか行われていなかったのは、こういう経緯で潜水士が現場に行けなかったから!
海洋警察を解体するだけで、こんな状況が改善されるんだろうか?!


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