2015-06-12

実質賃金の上昇

労働者派遣法改正案の審議で混迷する日本の国会。

そもそも派遣社員と言うのは、正社員よりも割高だけれど、一時的に必要な人材を求める企業が短期に採用する。
と言うのが健全な状況なのに、バブル崩壊以降、林立する派遣会社が生き残りの為に人材の安売りを始めたので、正社員よりも割安になってしまったのが事の発端。

欧米豪では、企業がコスト削減の為に長期の派遣社員を正社員で置き換える・・・というのが普通なのに。
ここにも日本社会の特異性が!

一方で、24ヶ月ぶりに実質賃金が速報値で+0.1%に。
賃金が上昇傾向の時こそ、日本も正社員>派遣社員という賃金相場を逆転させないとマズイんじゃ?!
政治的に法改正するなら、上辺の運用方法だけでなく、根本を改正してもらわないと。。。