新型コロナウィルス感染が日本国内で広がり始めて大混乱の水際対策の中で帰国したのが2020年4月・・・入国者全員のPCR検査が必須で、検査の準備ができるまで機内で1時間以上待たされ、結果が出るまで空港内待機を余儀なくされたり、国内線への乗継と公共交通機関の利用ができない等々。。。
あれから2年半経って、ワクチン接種3回以上で制約無く入国できるようになり、Visit Japan Webというサイトに事前登録する方法でIT化されているように見えて、これがまた日本政府の大失敗サイト!
結局、到着後は100人近い人員が対応するような人海戦術!
このVisit Japan Webの欠点を列挙すると
- そもそも、個人情報の登録が難しい! と言うか手間が大きい。後々パスポート画像をアップロードさせるのに、氏名や誕生日を入力させてユーザー登録をしなければいけない。
- 帰国の度にパスポート画像をアップロードしなければいけない。
- 入国時の健康状態の質問票を入力し終わらないとワクチン接種証明書がアップロードできない・・・正直に帰国前に質問票に入力すると、ワクチン接種証明書は出発空港でアップロードしなければいけない。
- ワクチンを3回接種していれば、出発72時間前のPCR検査は不要なのに、無という答えをしなければならない。
ここまでが準備段階に於けるサイトの不備。そして到着後に大混乱を招くサイトの理由は
- スマホアプリではなくWebサイトなので、基本的にインターネットに接続されていないと使えない!
- 出発前にチェックしてOKでも、長時間のフライトの間にログアウトされてしまっていて再ログインが必要なのに、到着後の機内には携帯電話の電波届かず、機外に出て通路を歩き始めてから空港の無料WiFiに繋ぐか、携帯電話の電波を拾わないといけない。
- 降機した乗客を1本で誘導する為に動く歩道は封鎖され、狭い通路を多くの乗客がキャリーバッグを引きながら歩いていると、至る所に係員が居てWebに登録しているか聞いている。数人が立ち止まると長い列になってしまい、後の人々はここがチェックポイントかと思い、Webにログインしようとしたりして、また立ち止まるし電波状態が悪くてログインに時間がかかって時間を要したり。
- 結局、チェックポイントは別の搭乗待合室に作られていて、そこにも数十人の係員が居てWebサイトの登録情報のチェックをしているが、登録済のQRコードが必要だというのでQRコードを見せたら、既に登録してあるのにパスポートを出してくれと。。。
- 実は、このサイトで生成されたQRコードは全く使用されず、サイトの上部の色だけがチェック項目の様・・・QRコードを表示していると何色かが分からないけれど、最初から上部を表示して青色が確認できればパスポートを出す必要も無し!
- ここでピンク色の紙を受け取り、ここから先はWebサイトではなく、このピンクの紙を見せれば素通りできる。結局、日本の行政は紙が無いとやっていけない!
- これを使うには事前の顔認証が必要で、この顔認証を待つ列の方が通関待ちの列よりも長い!
- 機械化された入国審査で顔認証しているし、Webにはパスポートの画像までアップロードしているのに、また税関で顔認証。
- 入国管理の法務省、検疫の厚労省、税関の財務省の縦割りで情報共有できない日本のIT化?!
当分、IT先進国なんて呼ばれない、紙文化を追求し続ける日本かな。。。
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