2015-03-02

ガラケーの人気復活

最近は、スマートフォンに対する呼び名として、いわゆるガラケーのことをフィーチャーフォンと呼ぶようになったらしいけれど。。。
ガラケーの所以は、日本でしか使えず、日本国内でだけ進化を遂げてきた日本の携帯電話の特性が、閉ざされたガラパゴスの生態系に似てるから。

日本の携帯電話には、世界標準となっていたGSMには搭載できないパケット通信によるインターネット接続やWebにも対応した優れもの。
反面、日本の携帯電話を海外に持って行っても使えず、海外の携帯電話を日本に持って行っても使えず・・・正に携帯電話に関しては鎖国状態が続き、その閉鎖空間で商売をしてきたから、3G以降の世界標準になった途端に日本メーカーが撤退して行った理由。

そんな背景の中で、以前にも何回か書いたけれど、
ガラケーは、電話にネット機能を付けたもの。
スマホは、パソコンに電話機能を付けたもの。
で、全く似て非なるもの。
1億人の日本人の中で、大半の人はガラケーの機能で十分なハズ・・・なのが、スマホの出荷減少とガラケーの出荷増の根底にあるのでは。

その上、日本では、スマホ料金と銘打って、全く同じ機能のSIMを売っているのに、2重価格を設定してスマホの維持費は高額に。
これも、端末が全て通信会社の管理下で売られているからできることで・・・今年から端末のSIMロックが無くなり、自由に売られるようになったら、料金別のSIMを売るなんてできないハズ。
3G・4Gと端末・電波の世界標準化ができ、これから料金体系の世界標準化も進むハズ!
そうすると、食べ放題・飲み放題・乗り放題等々の放題の好きな日本で定着していた通信パケットの使い放題は消えて行くのでは?!

ちなみに、今でも、ガラケー契約のSIMを海外のSIMフリーのスマホに挿して使っていても、何ら支障はありません。。。